奥山に雪が積もると薪を取りに入ることが出来なくなるので、今のうちに皆伐地に
残っている雑木を軽トラに積んで持ってくる。
昨年までは斧で割っていたが、寄る年波には勝てず悩みに悩んで文明の利器に頼る
ことにした。斧で割るとパカ-ンと大きな音がして気持ちがいいが、薪割り機はエン
ジン音のほうがうるさくてさほどの感動はない。
なんだかんだ言っても、あっと言う間に薪の山ができる。重要なのは積み上げた薪の
高さだ。高く積み上がった薪を見ると、安心感とともにとても豊かな気持ちになる。
「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ
次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪ふりつむ」
と、そんな雪の夜を想像しながら・・・