林業関係の季刊誌が全国のあちらこちらから届く。
内容と言えば「スマ-ト林業」と銘打ち、高性能を謳った大型機械や
GPS測量あるいはドロ-ンの紹介。
生産性のみ書かれていて、そこには森と人との有機的な繋がりは見えない。
若者が大型機械に乗って造材するところや、チェンソ-を担いでポーズを決
めた写真ばかり。
造林業を生業としている僕としては実に不愉快。造林のことについて触れて
いないからだ。それでは森から木を略奪するだけではないか。木を伐ったあと、
「一体誰が責任を持って植えるんだ」と強く言いたい。
僕なんか、人生のほとんどを地拵え・植え付け、さらに下草刈りをして来たん
だぞ!