30年来の念願だった笹倉湿原に今日ようやく行くことが出来た。
行こうと思えば今まで行く機会はいくらでもあったのに、なぜか
延び延びになっていた。
登山道沿いには大きなウラジロモミやブナ・ミズナラの木があって、
いかにも原生林らしい雰囲気だった。
尾瀬の湿原もそうだが、笹倉湿原も笹の侵入によってウマスギゴケの
生育範囲が狭くなっていたのが気になった。
沼地が徐々に姿を消していくのは、見方を変えれば森林が増えていく
ことなので悪いことではないが、湿原に生きている植物が見えなく
なるのはやはり寂しい。
森はいつも同じように見えるが、実は絶えず世代交代をしながら変化
しているのだ。