山芋の葉が黄色くなってきたので、簡単に見つけることが出来るようになった。
自然薯(じねんじょ)とも言うが、山芋のほうが分かりやすい。
周りが箸ほどの大きな蔓になると、2m以上の深い穴を掘らないといけないのでかなりの
重労働。石があったり木の根があったりで、一本掘るのにほぼ一日を費やした。
夕食は山芋の天ぷら・すり下ろしてお汁にしたり、山かけご飯にしたりして、家族でお腹
いっぱい食べた。それぞれ味が違ってどれもが美味しかった。
が、昼間の疲れが出てやっとこさの思いでブログを書いている。栄養価は極めて高いらしい
が、掘るエネルギ-消費の方がはるかに大きかったようだ。
山芋に関してこんな話がある。
江戸時代、山芋はウナギに変わると信じられていたらしい。
ある時、山芋を掘っていると半分が山芋で半分がウナギの山芋が見つかった。男はこれを
江戸に持って行って見世物にすれば、大儲けが出来ると喜び勇んで江戸に向かったいたら、
なんとウナギになりきってしま儲けそこなった。と言う話である。
また、学徒がウナギをさばいているところを信者に見られ、「山芋がウナギに変わると言う
説はほんとだった」と、信者を言いくるめた話もある。
いずれにしてもこの独特の粘りは、いかにも滋養がありそうだ。