日脚がずいぶん伸びてきた。
それと共に、わが家のすぐ近くに植えているワサビも新葉が伸びてきた。
この地に移住してきた来た頃は、これ見よがしに山暮らしの豊かさを街に
住んでいる友達に自慢したものだった。今にして思えば、街から逃れてきた
敗北感がそうさせたのではと思っている。
動物学者によると、森の奥深くに棲んでいる動物は負け組になるらしい。
パンダやクマなどを見ると確かに憶病。僕も若くして森に逃避したので、どう
やら負け組のようだ。
元気なうちは不便な山暮らしもいいが、歳をとるに連れて病院やスーパ-が
近いところも悪くないと思いだした。
今はまだ元気なので、山暮らしをしながら街に遊びに行ったり買い物したり
して、互いのいいとこ取りをして日々楽しく暮らせているが、はてさてこれから
先はどうなることやら。それも心の有りよう次第ってか。
気に入っていた前回書いたブログを誤って消した。残念。