「富士には月見草がよく似合う」とは太宰治の言葉。
お昼ご飯を切り株に座って食べようとしたら、ちょうど目の前にタケニグサ
(竹煮草とも竹似草とも書く)があった。
1800m級の山々を背景に生えていたので、富士山と月見草の景色が重なり
「夏山にはタケニグサがよく似合う」と、つい呟いてしまった。
今時期の作業は下草刈り。
このタケニグサはアルカロイドを含んだ有毒植物。
草刈り機で切ると汁が飛び散ってよく目に入る。これがまた痛くてしばらく目を
開けて入られない。口から入れば中毒症状が起こるが、皮膚から入る分には問題
ないようだ。昔は水虫に汁を付けていたと、お年寄りが話していた。
それより今日は新調の服とズボンだったのだが、毒特有の黄色い汁が付いて草木染
になってしまった。洗っても落ちないので悔しい!