今時期は、ヒヨドリの雛(ひな)の鳴き声が一日中聴こえてくる。
そしてこの頃に咲く花がヒヨドリバナ。
このヒヨドリバナの花は「旅をする蝶」で知られるアサギマダラの
貴重なエネルギ―源。
刈り取るのは忍びないので苗の邪魔さえしていなければ残して置く。
人としての優しさではなく、自然と共に生きている仲間として当た
り前の行為。
造林の仕事はスギやヒノキだけを育てるのではなく、森羅万象すべて
が横並びの仲間に思いを馳せること。
ひいてはそれが気持ちのゆとりに繋がり、キツイだけしか感じなか
った一つ一つの作業が愛おしく思えるようになってくる。
画像の花は標高の高いところに自生するヨツバヒヨドリ(四葉ひよどり)