わが家では恒例の餅つき。
餅つきだけならいいが、コンニャクと豆腐作りも一緒にする。
コンニャク芋と黒大豆はオバアちゃんが畑で作ったもの。
灰汁も竈の灰から採ったもの。
豆腐を作ったあとに「おから」ができるので、それをコンニャクに
混ぜ込む。この地では「カスゴンニャク」と呼んでいる。
寒い地域なのでコンニャク芋が大きく育たず、量を増すために入れた
のが始まりのようだ。
初めて食べた人は「おいしい」と一様に驚くが、何の食材で出来ている
のか、ほとんどの人は分からない。
年の始めに、自分で作ったものを食べるのは気分がいいものだ。