歌人でもあり小説家でもある伊藤左千夫は
「牛飼が歌よむ時に世の中の新しき歌大いにおこる」と詠んだ。
(牛飼いを揶揄しているのでも卑下している歌でもなく、左千夫が本格的に歌
の世界に入り込む決意と新たな旋風が起こりそうな期待を込めて詠んだもの)
つい最近どこかの知事が牛飼いを引き合いに出して職員の前で訓示をしたが、
国民のヒンシュクをかって墓穴を掘った。
冒頭の短歌は、牛飼い本人が詠んだ歌のなのでなんの問題もないのだが、今の
世なら、ほかの牛飼いから物言いがついて炎上してもおかしくない。
もっと大らかな気持ちで聞き流してほしいもんだ。おっとこれがブログでなく
SNS発信なら、飛び火して大火事になるかもね。
若い頃、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」を何回か読むうち、野菊とはどんな
種類の菊だろうと興味が湧いて調べたことがあった
本州・四国・九州に自生している「ノコンギク」ではないかとのことだった。
牛を連想していたら「ニホンヒキガエル」が牛に見えてきた