新緑と青空と川渡しの鯉のぼり

 

生まれてから中学卒業までの15年間ほど、この四万十川の景色を見て育った。

そのためか今でも川の流れる音や、山々の緑が手の届くくらい近くにないと

落ちつかない。

 

そのボクが川石のように流されて、心地よい今の場所にはまり込んだのは偶然で

なく必然。山の仕事に就いたのもやはり必然で、生まれ落ちる前から決めていた

のだろう。

今でこそ吉野川源流地に終の棲家を構えているが、もしかして四万十川に吉野川の

透かしを入れて暮らしているのかも知れない。