連日の猛暑で地面まで熱くなって、夜になってもなかなか気温が下がらない。
こんな暑い夏は今まで経験したことがなく、高山植物並みになっている体は
適応出来なくなってきた。
扇風機では対応出来なくなり、昨夜は今年初めてエアコンのお世話になった。
それでも本川まで上がって来た街の人たちは一様に涼しいと言う。人間って、
40度でも慣れれば暮らしていけるんだ。すばらしい!
それはそうと今日のこと嬉しい出来事があった。
下草刈りを終えて山から下りてくる途中、前を走っていた当社の車に乗った
若者たちがどうしたことか、いきなり止まってドアを開け降りて来た。
なぜだろうと思っていたら、歩行者専用道にかなり高齢のおじいちゃんが電動
シルバ-カ-に乗ったまま前のめりになっていた。
それを見て僕たちも、もしや熱中症で倒れたのではないかと思い、助手席の
妻が降りておじいちゃんを揺り動かしてみたらおもむろに体を起こした。
話を聞いてみたら眠っていたとのこと、シルバ-カ-のカゴに一升瓶を積んで
いたので、おそらく近くのお店で買い物をした帰りに疲れたのか、あるいは脱水
症状になったのかも知れない。
受け答えが割合はっきりしていたので、持っていた経口補水液とスポ-ツドリンク
を念のため渡してその場を後にした。
何より嬉しかったのは当社の若者が、お年寄りの異変に気付き車を停めて助けてあげ
ようとした行為。当然と言えばそれまでだが、そんな社員がいることを嬉しく思う。