今朝の気温もマイナス8度と寒いし積雪もあるので、山の仕事はお休み。
ただ休むのももったいないので、国有林の許可をもらって近くの造林試験地へ
若手の社員と視察に行く。
様々なメーカ-の単木保護や防獣ネットの設置、コウヨウザン・チャンチン
モドキなどの早生樹の施業地や苗木への施肥の量・大苗・普通苗などの成長の
違いを見る施業地などがあって参考になった。
いずれの結果も今までの経験からおよその見当はついていたが、その裏付けを
この目で見られたことはよかった。
現場からの帰りに思ったことは、イノシシやシカ・ウサギの頭数が元々少ない
場所で防獣資材の効果を見ても望む結果は得られないし、苗木にしても土が
多くて肥沃な谷沿い・土の少ない尾根筋・風衝地や乾燥地などによっても結果は
大きく異なってくる。また地中の微生物の有無も忘れてはいけない。
それらのことを念頭に置いて植林を進めないと、後世にいい森を遺すことは難しい。