2025/01/18
今日は弘法大師の生誕地、香川県善通寺市の善通寺へ行ってきた。 お天気もいいし、気の向くまま足の向くままの目的のないお出かけ。 本川を出るときの朝の気温はマイナス8度くらいだったが、善通寺に 着いたときは13度。なんとその気温差は21度。 道中のところどころには早くも梅の花が咲いていたりして、春の訪れの 夢を見ているかのよう。...

2024/12/22
再造林は儲かる仕事ではない。 唯一、儲かると言えば「くたびれもうけ」だろうか。 高知県は急傾斜地が多く、再造林作業全般において機械化を進めることは 難しい。とは言え、労働環境は大きく変わった。 100年前の造林と比較して機械化されたのは、下草刈りの際の柄の長い 鎌から草刈り機に変わったこと、苗や防獣用ネット資材を背負って運んで...

2024/12/18
明日(19日)は、この冬最強の寒波が来るとスマホの字幕に出ていた。 今日は最高気温が3度ほどでそれほど寒くなかった。と言うのも体全体を 使う地拵えなので、冬仕事にはうってつけの作業。 手前に写っているのが一本一本、手で引き抜いて積み上げた枝。 枝をお金に見立てれば拾うほど儲けるのだが、実際は拾うほど損をする。...

2024/12/01
二日前に初雪が降った。 現場にも時おり雪が流れてきて、寒い一日になった。 折しも林業大学校からインタ-ン生が体験に来ていて、寒さと 目の前の山の頂に見えた冠雪に驚いたり感動していた。 もう40年近く林業しながらこうした移りゆく季節の景色を見て きたが、いつみても心躍るものがある。 この感動があるからこそ山仕事を続けて来られたのだ。...

2024/11/20
今朝はこの冬一番の冷え込み。 初霜も降りて、いつ雪が降ってもおかしくない時期になった。 毎朝のように見られる雲海も今の季節ならではのもの。 今週からインタ-ンで来ている若者も雲海を初めて見たらしく しきりにスマホで写していた。 街に住む人たちはガソリン代や高速料金、宿泊費を払ってまで...

2024/11/02
日の暮れが早くなった。 仕事から帰ってくる道中も暗くなり、残照に陰を落とした山の端だけが ダム湖にかろうじて浮かんでいる。 助手席の妻と「帰り道は遠いねとか、今夜のおかずは何にしよう」とか たわいない会話をしながら、一日の疲れと運転の疲れで眠たくなったのを、 なんとか妨げている。 今日は土曜日。...

2024/10/28
僕の暮らしている地域には田んぼが一枚もない。 田んぼが一枚もない自治体は全国的にみても珍しいようだ。 急傾斜地が多く地面を平らにするにはあまりにも労力がいるので、傾斜地を そのまま利用した焼き畑でのヒエ・アワ・ソバ・ジャガイモくらいしか作れ なかったのだろう。 とにかく急傾斜で、うっかり籠を畑から転がそうものなら谷底まで落ちるので、...

2024/10/17
  今している作業は、植えた苗木を鹿に食べられないようにするためのネット張り。 地面からの高さは2mで、網目のサイズは5センチほど。 ウサギなどに噛み切られないようステンレスの針金が編み込まれている。 一袋の長さは50mで、重さは15キロほどあり案外重い。他に、杭や支柱などが あり作業道がないところではドロ-ンで運搬する。...

2024/10/13
「冬が来る前に破けた衣服を綴っておけよ」と、庭先で鳴いていた ツヅレサセコオロギ(綴れ刺せ蟋蟀)も、朝晩の気温が低くなって いつしか鳴き声がしなくなった。 道ばたの草花もより色を濃くし、秋の深まりをしみじみ思う。 つい最近まで暑い暑いと言ってたのに、この寒さはなんだ! 今朝は7度まで気温が下がり、「夏の方がよかった」などと勝手な...

2024/09/28
造林の目的は次世代に繋げるための森造り。 毎日同じ作業をしていると、そんなことを忘れて惰性で続けてしまう。 それでも折に触れて原点に還るきっかけがある。 2,3日前、次の現場の下見に行った際、道端にいた二人のおばあちゃん に 出会った。 立ち話をしながら「私らぁも若い頃は苗を植えたり下刈りをしたもんよ」 などと昔話に花が咲いた。...

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