スノ-ドロップ

水仙には「ナルキッソスは泉に移った自分自身の姿に恋焦がれ やがて水仙になった」

と言ったギリシャ神話がある。

 

同じ仲間のスノ-ドロップにもまたギリシャ神話がある。

昔々、神が天地創造したとき、雪と風には色を与えなかった。そのことを不満に思った

雪は神の元に行って、「どうして私には色をくれなかったのですか?」と尋ねた。

神は「それでは花のところに行って色を分けてもらいなさい」と雪に言った。

 

雪は花たちに「色を分けてください」と頼んだが、どの花も色を分けてくれなかった。

最後に尋ねたスノ-ドロップは「私の色を分けてあげる」と言って白色を分けてくれた。

 

そのお礼に雪は、スノ-ドロップを冬の寒さから守ってあげるようになったとのこと。

雪で体をすっぽり覆ってあげることによって、スノ-ドロップはどの花よりも早く咲く

ことが出来るようになったとさ。おしまい