汚れちまった悲しみに

この冬は暖冬との予報だったが、昨日は季節外れの大雪が降った。

 

汚れちまった悲しみに

今日も小雪の降りかかる

・・・

汚れちまった悲しみに

なすところもなく日は暮れる

 

雪が積もっているのを見ると必ず浮かんでくる中原中也の詩。

僕にも汚れちまった悲しみがないわけでもないが、長い年月、山の仕事を

するうちに忘れてしまった。

 

サザンカの花びらが、ひとひら ひとひら 雪と一緒に落ちていく。

はかないものは美しい。